筋肉の量と使い方
こんにちは、小田原市栄町 RS鍼灸整体院の高田です。
本日もブログをご覧いただき、ありがとうございますm(__)m
本日は身体の使い方の大切さについてお話させていただきます。
ちょっと長くなりますよ！！
最近は特にスポーツをされている方や
スポーツ障害で困っている方の来院が多くなり
その中でもよく聞かれる質問として
『もっと筋肉をつけた方がいいですか？』
ということを聞かれます。
答えは
つけた方がいい場合と、そうでない場合があります。
もちろん競技力を上げるためには必要な筋肉をつける必要もありますが
正確には、筋肉をつけることよりも先に、
その筋肉をちゃんと使えるようにする必要があります。
逆に、そこの筋肉がしっかり使えている状態で、足りなければ付けた方がいいですし
それを補える別の筋肉を使えるようにした方がいい場合もあります。
ほとんどの方は、ご自身が持っている筋肉の力を半分ほども使えていません。
使えていない状態で筋肉の量を増やしても、使える量としてはあまり変化がなく
むしろ無駄に筋肉量が増えてしまいパフォーマンスを下げてしまう恐れすらあります。。
使えるようにすると言いましたが、使えていない原因もそれぞれです。
・筋肉が硬くなって縮んでいる
・柔軟性がかけている
・関節の可動域が狭い
・力を入れる感覚がわからない
など、機能的なものから感覚的な要因まで様々。
力を入れる感覚がわからないというのを例えると
足の指をパーのように開けない、というのがわかりやすいでしょうかね。
これに関しては動作を繰り返し、細かい部位を少しずつ分けて
意識して動かせるように繰り返し訓練すれば
出来るようになることが多いですが
すぐに出来る人と出来ない人の差も大きくなり
それはその人の身体の感覚の違いによるものがほとんどだと思われます。
同時に、感覚がわからなければ
その筋肉を鍛えようとしても力の入れ方がわからないので
効率よくは鍛えられないということにもなってしまいます。
筋肉が硬い、関節の動きが悪いなどは
整体などの施術によって筋肉の状態をよくすれば
当然変わってきます。
しかし、筋肉が縮んでいたために力がうまく発揮出来ていなかった場合、
縮んでいた所が伸びたことで力は発揮しやすくなりますが
それでも完全に使いこなせているとは言い切れません。。
特定の場所に負担がかかり続け、痛みや機能障害が出てしまうのは
使えている筋肉が少ないか間違った動きをしているため
本来力が入るべき所に力が入っていない。
力を入れる感覚がわからないために
他の筋肉に頼って動きをカバーするが
無駄な力がかかるため結果負担がかかってしまう。
変なクセもついてしまう。。
こういったパターンが多くみられます。
身体は一つの動作をするにしても
色んな所が連動して動いています。
腕を下から上に上げていく動作でも
肩の筋肉や腕の骨、肩甲骨、鎖骨・・・
骨は筋肉の力で動いているわけですから
実際は色んな所が連動して動いているんですね。
野球の投球動作だって
ボールを放つのは手ですが
足を上げて踏み込み、足からの力が股関節や骨盤、体幹部分を伝って
肩や肘、腕、指先へと伝わってボールが放たれます。
身体は色んな所が連動して動いていますが
逆に言えばその連動性をしっかりと生み出せれば
負担が少なくかなり効率よく動いてくれるということです。
当院で取り入れているアクシスメソッドは
筋肉の性能を引き出すもので
力だけでなく柔軟性や身体の感覚、それぞれの連動性を
高めることが出来るものですし
身体が機能的に使えるためケガのリスクも軽減出来ます。
しかし、それでも身体のケアはとても大切ですし、必要になってきます。
力を入れる感覚がわかっても筋肉が硬ければよくないですし…。
どちらも大切ということです（笑）
ですが、本当に大切なのは
強くなるため、うまくなるため、ケガを予防するためには
筋肉の量を増やすトレーニングしかないと思ってしまわないで
身体をもっと機能的に使うということを知ることなのかなと個人的には思っています。
もちろん筋骨隆々だったら強そうに見えますけどね（笑）
世の中には小さな身体でとんでもないパフォーマンスをする人も
たくさんいますから(^ ^)
今回の話が少しでも多くの人の
何かのヒントになればいいなと思います！
長くなってしまいましたが
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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