首の痛み・頚椎ヘルニアの有無

こんにちは、小田原市栄町 RS鍼灸整体院の高田です。

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

 

秋ですね!

 

夜はすっかり涼しくなり、肌寒い日が多くなりました。

お越しいただいている患者さまも数名、寝ている間に喉を痛めてしまったと仰っていました。

夜は気温が低くなってきましたので寝具や寝間着など、見直した方が良さそうですね!

また、台風が発生して接近してくるそうなので、用心しないといけませんね。。

 

さて、本日は前回の続き?

 

首の話です。 長いですよ。(笑)

 

前回、頚椎ヘルニアがあるからといっても、首の痛みや各症状の全てがそのヘルニアから来ているわけではないとお伝えしました。

 

まず、頚椎ヘルニアになってしまう原因として、転倒や打撲、交通事故などの外から衝撃が加わったことでなることがありますが、それ以外の多くが普段の姿勢不良による頚椎への負担や加齢による椎間板の変性などがあります。

 

頭の重さが5〜10㎏ほどあるので

よくボーリングの玉ほどと例えられるのですが

皆さんはご存知でしたか?

 

それが身体の一番上にあり、背骨がS状のカーブを保ってうまくその重さを分散させながら支えています。

 

ですが、姿勢が悪く背中が丸まったり、スマホの長時間使用などによりなってしまうストレートネックなどによって、うまく頭の重みを分散することができなくなってしまい、その代償として頚椎にまず負担がかかってしまうことが発症や悪化の原因になることが最近では多いように感じます。

 

ここで悪化という言葉が出てきました!

 

そうです。

ヘルニアがある方でも少しヘルニア気味だと言われている方でも

もちろん頚椎ヘルニアとは無縁の方でも

姿勢が悪ければ首に負担がかかり、首が痛くなったり肩が凝ったり痛くなったり、ひどい場合は腕や手が痺れたり力が入らなかったりするわけなんですね。

 

では、姿勢が悪いことでそれを改善し、感じている症状が解消されたのであれば、これはヘルニアが改善されたということになるのでしょうか?

 

もっとシンプルに考えると、姿勢不良が原因で感じていた症状が改善された。

というように捉えることができますよね?

 

他の例を挙げると、

頚椎ヘルニアで腕全体が指先まで痺れる・痛いと訴える場合でも、

首ではなく鎖骨や肩甲骨や脇や肘など、神経の通り道であるポイントを施術することで症状が改善されることもあります。

では、これもヘルニアが改善されたということなのでしょうか?

 

ヘルニアが引き起こす症状と、筋肉や関節が固まって引き起こしていた症状が似ていただけで、ヘルニアが治ったわけではありませんよね(^ ^)

 

言い換えると、ヘルニアがあっても、その症状はヘルニアが引き起こしているものではなかったよということにもなります。

 

上記の例を

ヘルニアその他 の割合で表すと

だったかもしれないし、

 だったかもしれません。

 

ヘルニアと診断されている以上は事実として存在しているはずですが、

首以外へアプローチすることで改善されたという結果を見ると、

頚椎ヘルニアがあるからその症状が出ていたということにはならないということですね。

 

【ヘルニアは手術しないと治らないし改善しない】

 

ヘルニアと聞くと多くの方がお持ちになっているイメージかもしれません。

ですが、全てがその対象になるわけではありません。

 

もちろん重症の場合ですと、手足が麻痺して動かなくなったり、便や尿のコントロールがうまく行えなくなってしまうことがありますし、この場合は命に関わることもありますので大半はこういった方が手術を勧められ検討されます。

そうなっている場合には真っ先に病院に行っていると思うので

ここでは除外しますが

 

もし仮に、頚椎ヘルニアがある方の

首こりや肩こり、痺れ、腕の痛みなどの症状を

手術しか改善させる方法がないのであれば・・・

 

ヘルニアが原因で神経を圧迫してしまっているのであれば、その圧迫してしまっているものを取り除かないと改善は期待できません。

椎間板が薄くなってしまい、骨が擦り合わさって尖ったように変形してしまい(骨棘)、それが神経に触れていて症状を引き起こしているのなら、その骨を切除しない限り症状の改善は望めません。。

ということになります。

 

これは大袈裟すぎますかね?(^_^;)

 

ですが、極端な話こういうことになってしまうんですね。。

 

疾患として頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症など、診断されたからと言って

それが全てではないんですよね。。

突発的になってしまった場合を除けば

そうなってしまった原因は現在も進行形である方が多いんです。

 

ですから、そちらを改善して現在の症状が良くなるのであれば

そうなってしまった原因が症状の大半を引き起こしている訳で

診断された疾患はあくまで結果であり

そこまで影響していないということです。

 

 

今ではネット社会なので、調べれば簡単に情報は手に入ります。

そのためか、当院にお越しいただいている方からご相談などを受けると、いい印象よりは悪い印象の方が入り込んできやすいように感じています。

 

何が原因なのか、どんな症状があるのか?

わからないからネットなどで調べているうちに

思ってもいなかったような怖いことが書かれていたりすると恐怖を感じてしまい、

わからないことを調べていたつもりだったのに

いつのまにか不安感だけが強烈に残ってしまう…

そして原因はこれだと決めつけたように囚われてしまう…

 

当然わからないことに関しては知識が少なければ得た情報は良くも悪くもしっかり入り込んできてしまいます。

ですが、これだと一つのことにしか目が行かなくなり

他のことが全く見えて来なくなってしまうので、勿体無いですよね?

 

世の中にはヘルニアがあっても全く症状がなく、たまたま病院に行ったらわかった方や、あることも知らないでそのまま生活されている方もたくさんいます。

 

これだって、聞かなければそんな人たちがいることを知らない方だって

大勢いらっしゃいますものね。

 

うちでは問診票や問診時に頚椎ヘルニアと言われた際には

もちろん徒手検査にて状態の評価はします。

 

それと同時に、特別問題が見当たらなければ

『ヘルニアが悪さをしていると思う気持ちは、一旦置いておいてもらえますか?』

と伝えています。

 

これはヘルニアがあることを忘れてということではなく、

これまでに述べたことに加え、やはり一点だけでを見るのでなくもっと広い視点を持ってもらいたいという気持ちがあるからです。

 

先入観や固定概念があると伝わるものも伝わらなくなってしまいますし。。

シンプルに考えれば意外な答えが隠れていることもありますからね(^ ^)

 

これを読んでくださった方々で

頚椎ヘルニアを患っている方に

少しでも参考にしていただけたら幸いですm(__)m

 

長くなりましたし、私見も多くなってしまいましたが

本日も最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m

 

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